奥田 浩美  Hiromi OKUDA

株式会社ウィズグループ 代表取締役

IT系カンファレンスに20年以上携わり、コーディネートの会社を経営。ITコミュニティやスタートアップ企業をカンファレンスなどで支援中。世界中のスタートアップコミュニティを紹介するStartupDigestの東京キュレータも務める。2012年に、ITを軸に、離れた地域に住む人のエネルギーを交換する「プロジェクト&メディア」サイト【finder】を主宰としてスタートさせる。家事に積極的な夫とともに、12歳の娘を子育て中。

 

プロフィール詳細

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●起業に至った経緯、または起業に興味を持った経緯

1991年に最初の事業を興した際は、設立メンバーとして声をかけられ、受動的に加わった形でした。社内ベンチャー型の事業設立でしたので、リスクは少ない事業設立です。その事業を10年拡大した後、2001年に今度は自身で起業しました。

2度目の起業は娘の1歳の誕生日です。自分のライフスタイルもビジョンも変化した際に、事業も子育ても自由な形で継続したいという想いが起業へとつながりました。起業によって、自分がやりたい事業・生き方を自由に選択してゆけることは何にも変えられない面白さです。 


●育った環境と起業の関わり

両親が赴任地を転々とする環境だったため、15歳から妹と2人で一軒家を与えられ、自立した生活を送っていました。15歳で固定資産税なども含め、社会で生きてゆくには幾らくらいかかる…というようなことを学ばされた環境です。銀行のカードを持ち、生活に必要なお金については自分の考えで予算立てし、お金を引き出し、支出報告を行うという少し変わった生活でした。父は私が幼いころから、「女性だからこそ、これからはしっかりと自立できるように」と育ててくれましたし、インド留学も含め、いろんなチャレンジをさせてくれたと思います。

 

●メンター・ロールモデル・影響を受けた人

影響を受けたのは父だと思います。父は、同じ環境・同じ状況にとどまる事をを非常に嫌う人間でした。

あとは、インド時代の経験です。最終の学位をボンベイ大学の社会福祉修士で終えており、インドでマザーテレサの施設で1年間研究を行っていたことは、間接的に今の生き方や事業の礎となっています。マザーテレサは一面では実は偉大な事業家です。人のために生きる姿勢はもちろん、リーダーシップをもった組織作りの形としても役に立っています。

偉大な彼女のようなことは一生出来そうに無いと思っていましたが、ビジネスの世界であれ世界を変えられるようなことが出来ればあの研究が無駄にならないと思っています。

そして、起業してからは多くのメンターに恵まれていると感じます。年齢もさまざま、業種もさまざまです。

 

 

●失敗談

最初の事業設立の際、「営業」「コーディネート」「制作」それぞれ得意な人間が友達のように集まって、3ヶ月ほど机で会議ばかりやって事業を考えていました。結局、友達のような組織は3ヶ月ほどで崩壊し、売り上げも数万円のみ。結局一人ひとりが自分の力で、最初は営業から何から切り開かなければ何も起きないということを学びました。今考えると当たり前のことです。

 

●次世代へのメッセージ

12歳になる娘がいます。娘の10年後に、明るい未来が見える社会があるように、少しでも自分に出来ることをやっておきたい。そんな気持ちでSPARK!をはじめました。

娘に残せるストーリーのある母親になりたい。そんな気持ちで生きています。

 

あまりに長いのでお勧めするのは気がひけますが、娘のために書いた私のプロフィール(私の足跡)があります。

 

 

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